札幌市でピアノ調律を行う!ピアノ調律の必要性について解説
ピアノの寿命を伸ばすために、ピアノ調律はとても大切なメンテナンスのひとつです。ピアノ調律により定期的にメンテナンスを行えば、自分の代だけでなく子どもや孫にも受け継ぐことができます。また、ピアノ調律はプロの調律師に行ってもらう必要があります。今回の記事では、ピアノ調律の必要性から札幌市でのピアノ調律師の探し方についてまで詳しく解説いたします。
ピアノ調律とは?
久しぶりにピアノを弾こうとしたときや、毎日のように弾いているけど最近音が変わった気がするというときにはピアノ調律を行うべきです。ピアノ調律とは、簡単にいえば弦を調整し「ドレミファソラシド」を正確な音にする作業です。音質はもちろん、ピアノの寿命にも影響するため、定期的に行う必要があるとされています。作業の工程は、まずピアノの状態を調べます。音質だけでなく、鍵盤の動きやペダルの状態なども確認します。そして、外装や鍵盤を外し、ピアノの内部を丁寧に掃除します。その後、まずはペダルや鍵盤の高さを整える整調をし、音程を整える調律、音色の不揃いを整える整音という流れになります。ピアノ調律のやり方はアップライトピアノとグランドピアノでは少し異なりますが、主な流れは上述のとおりです。
ピアノ調律は寿命に影響する
ピアノ調律は、ピアノそのものの寿命に大きく影響します。なぜなら上述のとおり、調律ではただ弦を調整するだけではありません。鍵盤やペダルの状態を確認したり、内部まで掃除をしたりとさまざまな工程により行われます。そのため、不具合を早めに見つけやすく、掃除により綺麗に保てます。ピアノは、外観からは丈夫そうに見えますが、とても繊細な楽器です。また構造も複雑で、アップライトピアノは、鍵盤部分だけでも6,000もの部品が組み合わされてできています。そのため、新しいピアノを一通り調整するには3日間も作業時間が必要になるとされています。いざ壊れてから修理となると多額の費用がかかることもあるため、日頃からピアノ調律を心がけましょう。
ピアノ調律は定期的に行おう
綺麗に長く使うためにも定期的なピアノ調律が必要となりますが、どれくらいの頻度で行うべきでしょうか。一般的には、半年に1回の頻度でピアノ調律することをおすすめしています。もちろん半年に1回というのは目安であり、ピアノが置かれている環境や使用頻度などの条件により行うべき頻度は異なります。また、季節によっても行うべき頻度は異なり、特に気温や湿度の高い夏場は注意すべきです。木材を多く使用して作られているピアノは、非常に湿気に弱いです。長い間カバーをかけたまま放置していると、木材が湿気を含み傷んでしまったりカビが生えてしまったりすることがあります。使用頻度が高い場合の定期的なメンテナンスはもちろんのこと、長く使用していない場合でも定期的にメンテナンスを行うべきです。
ピアノ調律をしないとどうなる?
ピアノの寿命にも大きく影響するピアノ調律を長い間しないとどうなるのでしょうか。まず、ピアノ調律をしないと音程が揃わなくなります。ピアノはとても繊細な美しい音色の楽器のため、同じ楽譜を同じ人が弾いてもピアノ自体が異なると音色は大きく変わるのです。音程が揃わなくなるとピアノの醍醐味である美しい音色が台無しです。また、それだけでなく長い間ピアノ調律を行っていないと、弦が傷んでしまっている可能性があり、再び調律をするときに切れてしまう場合もあります。さらに弦だけでなく他のパーツにも影響を及ぼしてしまっていると、修理時に多額の費用がかかる可能性も考えられます。他にも、ピアノは木材を多く使用して作られているため、害虫やネズミによって食い荒らされてしまうこともあります。長い間ピアノ調律を行っておらず、久しぶりにしようとしたところ、中の木材が虫に喰われてしまっていたというケースも珍しくはありません。これらの害虫やネズミの対策は、ピアノ調律の際に除湿剤や防虫剤を置くだけで防ぐことができます。最悪の場合は、買い替えなければならないこともあるため、定期的なピアノ調律はとても大切です。また害虫やネズミの発生は 、ピアノだけでなく家中に悪影響を及ぼすため注意が必要です。
ピアノ調律にかかる費用
ピアノ調律は自分でできるのではないかと思っているかたもいますが、ピアノ調律を行うためには外装や鍵盤を外すなどの作業がありますし、併せて整調や整音といった作業も行います。ピアノについて高い知識を持っている必要があり、個人でできるものではありません。ピアノメーカーや楽器販売店などに属しているプロの調律師に依頼しましょう。なかには、個人で行っている調律師もいます。調律師は、ピアノ調律技能検定という国家資格に合格した者が名乗るものです。調律師はピアノの医者ともいわれており独学で学ぶことは難しく、大学や専門学校などで学んだ後に試験を受けて合格する者がほとんどです。そのため調律師は、ピアノの構造から調律、整調、整音に至るまでさまざまな高い知識を有しています。そんなピアノの医者である調律師によるピアノ調律にかかる費用は、状態などによっても異なりますが、一般的にはアップライトピアノで1万?1万5,000円前後、グランドピアノで1万5,000?2万円前後といわれています。費用は業者によっても異なるといわれており、大手のピアノメーカーの調律は高く、楽器販売店や個人の調律師は安い傾向にあります。プロの調律師に依頼をすれば、調律だけでなくピアノについてのさまざまな疑問や相談をすることができます。一見高価に感じますが、コストパフォーマンスを考えると決して高くはありません。
札幌市でピアノ調律を行うなら
札幌市内でピアノ調律を行うなら、まずはインターネットで検索してみましょう。「札幌市 ピアノ調律」と検索をするとさまざまな業者、調律師のサイトがヒットします。札幌市には数多くの調律師がいるため、サイトで実績や費用などを確認しながら自分に合った調律師を見つけましょう。お医者さんとの相性があるように、ピアノの医者といわれる調律師とピアノの相性も重要です。いくら高い技術や知識があったとしても相性が悪ければ、快くメンテナンスを受けることができないでしょう。そのため、気になる調律師がいれば、まずは電話やメールで問合せしてみることをおすすめします。電話やメールでやり取りすることで、事前に不安な点を相談できたり、調律師の人柄も伺えます。また、札幌市といっても範囲が広いため、全ての調律師が全てのエリアに対応しているわけではありません。札幌市内の自分が住んでいるエリアに対応しているかどうかも確認しておきましょう。最近ではオンラインやLINE予約などを行っている業者もあります。ピアノの状態を事前に写真で送ることができれば、おおよその見積もりも出してもらえるでしょう。
まとめ
ピアノはとても高価な楽器で、アップライトピアノでも40万?数百万円、グランドピアノなら100万?数千万円のものもあります。家庭用のものでは、アップライトピアノで50万円前後、グランドピアノなら200万円前後と少しお手頃なものが人気ですが、それでもかなりの高級品です。せっかく購入したのであれば、少しでも長く綺麗な状態を保ちたいです。そのためにも、定期的な調律はとても大切です。一般的なピアノの寿命は30年程度といわれていますが、調律などきちんとメンテナンスを行っていると100年以上綺麗な音色を出し続けることができます。札幌市内には調律師がたくさんいます。自分に合った調律師に定期的にメンテナンスを行ってもらいましょう。